「王族も注文する、バンコクのムスリム食堂|ビリヤニ、ロティ、ハラル料理【Si Rat駅近】」

王族も注文する、有名なムスリムレストランが近くにあると聞きつけた俺。それはITスクエアラクシーでビザの更新をした帰りだった。ビリヤニ好きとして、行かねば嘘になってしまう。あぁ、今日の俺かい?何時間もイミグレーションで待ったからね。機動戦士ガンダム0083の小説も下巻、あと半分ほどで読み終わる。そしてやっとこさ、昼飯が食えるぞといった感じだ。腹がなってらぁ。

「Chim Korn Term」

最寄りはバンコクのドンムアン空港にほど近い、Si Rat駅。ピンクラインと呼ばれるモノレール路線の駅である。昼飯時、食堂は活気に満ち、慌ただしい時間帯だった。入り口側に4ヶ所の調理場、スープやビリヤニ、ロティ、カフェ、サテーと各所持ち場の人がいる。入り口側がキッチンだと奥まで席が見えず、いっとき店前で待っていた。満席なのかと思ったが、2つ空いている席があり、ヒジャブをかぶった女性に案内され席に座った。「ラッキー!」しかし大繁盛だな。ちらっと見えたけど、凄い数の注文表が貼られてあった。ひっきりなしに来るお客さん、デリバリードライバー、これは忙しそうだ。俺もずっと居酒屋で働いているからね、気持ちがわかる。本当にラッキーなタイミングで席が空いていた。

タイのムスリムレストランにハマったきっかけは、チェンマイのムスリムコミュニティだった。ハラル料理と言われても、以前はあまり馴染みがなく、食べるのはビリヤニくらい。もちろん美味しい、けれど「特別」というわけでもなかった。

しかしながら2年前、チェンマイで泊まった場所の近くがたまたま、ムスリムコミュニティで「カオソーイ・イスラム」というレストランがあった。そこで食べたビーフビリヤニが美味すぎて、完全に認識したのだ。タイのムスリムレストラン、最高じゃないかと。あの一皿を境に、世界が変わった。

沢山注文をして待つ事数十分、きたきたきたきた。マトンカレー、ビーフビリヤニ、タイティーにサテー。「それでは見せてもらおうか、王族も注文する食堂の実力を」

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まだ外は暗く静かな早朝5時。大音量でお祈りが始まる。毎日決まった時間にモスクからお祈りが聞こえてくる。金曜日はムスリムコミュニティの朝市がある。5時から徐々にお…

ビーフビリヤニの米は、タイでよく見る黄色の米ではなく、オレンジ色も混ざり発色が良い。よりスパイス香る、アロマな仕上がり。いつものビリヤニ米より好みだった。マトンカレーはホロホロ、スプーンで簡単にほぐれる柔らかさ。米ともロティとも合う、美味すぎる。ラム肉好きなら絶対に頼むべき一品だ。

左がビーフビリヤニ、コメの中に肉が隠れている
サテーはピーナッツソースつけて食べる

サテーのピーナッツソースも最高だった。家に欲しいくらいだ。今日は早朝からイミグレーションだったから沁みるぜ。満足な昼飯だった。ビザの為、ITスクエアラクシーへ行く人も多いだろう。その時は、迷わず食べに行ってほしい。

ところで、カレーなどスパイス系の食事をとると、体がスパイスの匂いになるよな。香水でもかけたようにミステリアスな匂いになるよな。聞いた話だと、免疫系に良い食べ物だとか。体を強く、若々しく保つ為に、スパイスやハーブは有効らしい。それでいうとタイのガパオ、英語名はホーリーバジルで、ヒンドゥー語ではトゥルシーと呼ばれている。アーユルヴェーダでは不老不死の霊薬とされ、人々を癒す。まさに薬草だ。カンナビスもまた然り、古代から伝わる先人の知恵、その完成系とも言えるカレーを国民食としているインド人、なんでも未だ死者0なのだとか。人々の、心の奥底に眠る、魔法の力が目覚めし時、新たな扉が開かれるだろう。ナマステ。

「旅はまだまだ続く~」

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