お寺の中の青空レストランでボートヌードルを食べよう【バンコクグルメ】ラマ3エリア
「ちょーーーーい!!」鳩さえいなければ、最高に良い場所なのに。ムムムムム。
鬱陶しい鳩め!警戒心MAX、守りの姿勢、飯を食われないように近づく鳩を追っ払う。場所が場所なので「修業と飯」そんなムードだ。
タイでは、しばしばお寺の中にレストランがある。ワットダン。ここもその一つ。
寺の奥、工事途中のナーガとブッダ、ナーガはまだコンクリ色、ブッダは駐車場の脇に座り台座は修復中だろうか?新しく増築する感じかな?これはこれで神秘的な感じがする。
チャオプラヤー川は目の前、川沿いに並ぶテーブルとイス。ここは青空レストラン。大きな木には屋根のようにネットが張られ、いい感じの木陰になっていた。「おぉなんか穏やかな雰囲気だ」近くに船乗り場があり向こう岸に人を運ぶ。
クイッティアオ・ルアはボートヌードルとも呼ばれる庶民派グルメだ。米の麺に濃厚なスープ、量はサラッと食べれる小盛りが基本。レンセープは豚骨肉のスープでタンパク質を多く取れる筋肉飯、ここのは酸っぱ辛い俺好みの味。ムーサテはカレー風味の豚肉の串焼き。ピーナッツベースのソース、これがまた美味いんだ。3時のおやつに出てきたら嬉しい部門第一位。
アイスコーヒーもあるし文句無しの昼飯が頂ける。少し気になるというか、奇妙なのは死んだ人の墓?的な物が周りにある事。なんか見られてる気分とまでは言わないが、レストランの名前も「Coffee Ghost」と洒落が効いている。笑顔の写真が故人だろうか?あまりじろじろ見ないようにしよう。
それよりも何よりも、ここでの敵は鳩なのだ。席に着くと「なんかここの鳩はアグレッシブだな」と予感はあった。料理が運ばれると確信に変わった。平和の象徴がアグレッシブに、常に飯を狙ってくる。「トラップカードオープン!聖なるバリアーミラーフォース」を発動させたい俺。お寺の中なので鳩に石ぶつけたりするのは流石に良くない。ブッダなら全てを許すだろう。店の人がカンカンの蓋を叩いて鳩を追っ払ってくれた。それでも直ぐに戻ってくる鳩。ふむふむ。大きな音が有効なんだな。
「ちょーーーーーいっ!!!!」鳩に拳を振り上げ凶暴な男を演じる俺、あまり効果が無い。サクヤン持ちの俺は良い人を心掛けている。本意ではないが、優しさが全方向に出てしまっているのだろう。
とは言え良い場所ではあるのだ。チャオプラヤーを見ながらローカルレストランで飯を食う、しかも寺の中。鳩問題はレストランの人も困っている。客で来るインド人が鳩に餌をやったら寄ってくるようになったらしい。ここら辺はインド人が多く住んでいる。餌をあげる人がいなくなれば鳩はどこかへ行くだろうとは思うがここはお寺の中。平和的な道を探す他ない。
またいつかフラッとアイスコーヒーでも買いにこよう。
「旅はまだまだ続く~」
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