カンボジア「シェムリアップへミニマル旅」アンコール遺跡でロマンを感じる②

2日目はアンコールワットに始まり、4つの遺跡を巡るツアーに参加した。遺跡ツアー初めてでワクワクする。

男のロマン、冒険心をくすぐるジャングル、遺跡。

出発は4:15だった。ホテルにピックアップが来てバンに乗り込む。

「まだ眠い」

空は暗く、ツアー参加者のホテルを周りアンコールワットへ向かう。ツアーガイドから今日のチーム名が発表された。「マンゴースティッキーライス」と。ガイドが「マンゴー」と言ったら「スティッキーライス」と答える。着くと丁度いい時間帯で薄っすらと、空が明るくなり始めていた。遺跡の奥から太陽が昇る。幻想的だ。

アンコールワット【Angkor Wat】カンボジアはシェムリアップにあるアンコール遺跡の一つで、ユネスコ世界遺産。クメール王朝時代のものです。初めて知ったのだが、アンコールワットは元々ヒンドゥー教寺院。後に、頂上に仏陀の像が置かれる事になる。ヒンドゥー教と仏教のミックスされた文化を楽しめる。ネパールもヒンドゥー教と仏教ミックスされた感じだったな。多神教の多様性、共存と当時の王様の寛容性などが感じ取れる。建設には30年以上の歳月が、逆に生で見ると30年でこれ作れるんだ。凄いなと思った。

「サンライズをアンコールワットで見よう」と多くのツアー、世界中の観光客が訪れる世界屈指の場所です。

近くにいたヨーロピアンの小さな子供、こっちを見てモジモジとしている。「Hi」と挨拶したら「i'm shy」と急にスカートを顔までめくりパンツを見せてきた。「やめなさい」と直ぐにスカートを下す。なんなんだ、この小さな美人局は。朝から子供に「パルプンテ」をくらい、シャイってなんだ?と。圧倒的ユーロなボケを異国で早朝からかましてくるセンス。あなどれない。世界は確実に進んでいる。外国版クレヨンしんちゃんの一コマのような朝だった。

空が明るくなり、内部へ進んだ。ガイドの説明が毎回入るので、歴史が分かってとても良い。「ツアーも良いな」

上の写真はナーガに守られた道で、入り口からワンコールワット内部まで角度が正確に測られている。両サイドにはライブラリーとプールがひとつづつ。これは男と女で場所が分けられているのだ。ナーガはカンボジアではドラゴンで雨や水害から守る精霊。ナーガに守られた仏陀像はとても美しいです。

ガイドの説明中、同じツアーに参加していた人のサンドウィッチが野生の猿に奪われた。完全な「絶」使いで誰も、全く気が付かなかったが、サルは小太りで攻撃的では無かった。サンドウィッチは気に入らなかったのか、ほぼ食わずに背を向けた。

内部中心地、コンパスを置くと0度、横にすると90度と正確に作られている。12世紀の初め、どうやって正確に測ったのだろう。少しズレたときに写真を撮ってしまった俺「まぁこれはこれでいいか」と。クメール建築は素晴らしい。ラーマヤナのストーリーが彫られた壁、他にも王様や神様の話しなどがレリーフで残っている。黄金など歴史的な遺産は全て、戦争などで盗まれてしまったらしい。2人の着飾った女性のレリーフはアプサラ。泊まっているホテルにも使われている「アプサラ」は天女の事でセクシーな舞を踊っている。

アンコールワット内部。お寺は基本的に服装が決まっていて膝の出ている服はNG。女性の露出も禁止です。長ズボン半そで、スニーカーが吉。文化にリスペクトを持って旅をしよう。ヒンドゥー形式のプール。ここで泳いだら気持ち良さそうだ。ここら辺の雨期は半端じゃないらしく、アンコールワットが地面ごと上昇するらしい。高く作られているのは雨期で浸水しないようになんだろうな。

凄い急な階段を上りてっぺんへ。ブッダの像が置かれているのでお祈りをした。上からはジャングル、遺跡を見渡せる。とても広い。アンコールワットはアンコール遺跡のひとつで他にも沢山の遺跡がある。他に3つの遺跡を巡った。ワンピースはアッパーヤードのモデルのひとつになったと言われる場所もあった。後はトゥームレイダーで有名な場所も。

段々と暑くなってきたが、水を持ってない俺。この頃には完全にへばっていた「暑すぎる」軽い熱中症かもしれない。最初のアンコールワットが広くて3時間くらいいたかな。とにもかくにも日陰、日陰しか歩きたくない。この場所がアンコールワットの最後でバンに戻ると冷たい水が用意されていた。「復活!!」元気が戻ってきた。

「いや~ありがてぇ~」マジで危ない所だった。絶対に水だけは持って歩こう。

クメール王朝はアンコール王朝とも言われ約600年続いた。人生で1度は見ておきたいという夢が叶った。映像や写真で見るのと、実際に来て経験するのとでは感じ方が違う。思ったよりも全然広かったし、ヒンドゥー教寺院って事も知らなかった。雄大で幻想的なロマン溢れる遺跡群。ちなみにタイで彫ったサクヤンには古代クメール文字が使われている。

次に行った3つの遺跡は冒険心をくすぐる場所で、ポーネグリフみたいなのもあった。考古学者、インディみたいに…あ、ロビンか。意味が分かればもっと楽しめるのに。では次の記事にて。

「旅はまだまだ続く~」

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