「タイ屋台グルメ7選|定番だけじゃ勿体無い"初めてのタイ旅行"でも少し攻めた絶品ローカル飯」
「飽食の国」
ははーん、さてはアナタ、こう考えてはいないかい?タイでのごはんといえば、まず「カオマンガイ」「パッタイ」「グリーンカレー」あたりからスタートするのが王道だと。確かに美味い。間違いない。でも2回目、3回目になると、心のどこかでこんな言葉がうずくはず。
「次はなんかちょっと違うの食べてみたい…」
「地元の人が食べる美味しいものって何?」
「タイでは鼻毛が伸びるの早いみたい!」
そう、それが今回のテーマ。
ド定番からは一歩外れた、“食の冒険心”をくすぐる屋台グルメを紹介しよう。
初めてのタイ旅行ではスルーしてしまうような、ほんの少しだけ、あなたを"通っぽく"するタイグルメ7品です。
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必食!タイグルメ7選!
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1. カノムジーンサーウナム(ขนมจีนซาวน้ำ)
暑すぎるバンコクで、クセになる。キリッとスッキリ、清涼感。ココナッツミルクにパイナップル、青唐辛子が奏でる不思議なハーモニー。もうよくわからない、何これ?と混乱するひと口目。奥ゆかしい複雑な味わいがうま味に変わり、稲妻を落とす。

「美味」
もう語るまい。今回紹介するトップバッターにして1番のレア。俺はバンコクの「Som Song Potchana」というレストランでしか食べた事がない。見かけることは少ないだろう。定番からは大幅に外れるが、通っぽいので1番目に紹介したかった。他6品は広く親しまれ、どのエリアにいても割とよく見かける。食べるのに苦労はしないはずだ。
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2. カオカームー(ข้าวขาหมู)
とろとろ、ほろほろに煮込まれた豚、日本でいえば角煮の仲間だ。部位は豚足。八角やスパイスの香りが良く、醤油ベースの味付け。日本人好みだろう。付け合わせには、ピクルスや、茹でた小松菜のような野菜、店によって味の違うソースなど。あと忘れちゃいけないのが味玉、元気飯といっていいだろう。


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3. ガパオ・ムークロップ(กะเพราหมูกรอบ)



ムークロップとは、脂身部分をサクサクに調理した豚バラブロックだ。英語名はクリスピーポーク。
定番のガパオはムー(豚)だろう。他にもガパオヌア(ビーフ)、ガパオプラームック(イカ)など多くの種類がある。ガパオ、英語名はホーリーバジルで、ヒンドゥー語ではトゥルシーと呼ばれている。アーユルヴェーダでは不老不死の霊薬とされ、人々を癒す。まさに薬草だ。健康食と言っていい。色々と試してごらん、するとアナタはガパオマスター。辛さの調整は「ペッ ニッノーイ(辛さ控えめ)」「マイ ペッ(辛くしないで)」と頼もう。言葉の最後にはカップ/クラップ(男性)やカー(女性)をつけると丁寧になる。丁寧に越した事はない。
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4. ソムタム・プーパラー(ส้มตำปูปลาร้า)
タイの国民食、ソムタムもまた、多くの種類がある。ソムタムプーパラーはイサーン料理として有名。プーはカニ、パラーとは魚を発酵させて作った魚醤。独特なにおいがクセになるのだ。基本ベースがとても辛いので「辛さ控えめ」でお願いするのが吉。タイ人に合わせると腹がぶっ壊れちまう。パラーで作る塩辛いソースは焼き魚との相性も良く、完全に俺の胃袋を掴んだ。カオニャオに汁つけて食ってみん?凄いんだから。

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5. プラートゥー(ปลาทูทอด)
首の折れた魚を見た事があるだろうか?安くて美味い!味はサバやアジで庶民の飯ど真ん中。ショッピングモールのフードコートでも食べられるし、市場では必ず見かけるだろう。弁当で買うのも手頃で良い。こいつはシンプルに焼くだけでいい。米が進む。ズバリ言うと、毎日昼飯これでいい。なんか和食感があるんだよな。「ナムリック・プラートゥー」と呼ばれる、この魚で作ったディップソースはご飯のお供に、野菜と一緒に、魚ってとってもヘルシーよね。

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6. ラープ・タップワーン(ลาบตับหวาน)
豚レバーを使ったラープ。テストステロンを上げる事は間違いない。タイが誇る味付けといえば、辛味と酸味、それを全面にを感じる一品だ。ミントの香りが爽やかで夏バテに良いかも?

ラープはイサーン料理として有名。ラオスでも食べられる。使う食材によって、ラープ〇〇と名前が変わる。「ラープ ムー」は豚のひき肉を使ったラープの定番。
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7. カリーパフ(กะหรี่ปั๊บ)
パイ好きにはたまらない、タイのお菓子系、スナックの鉄板。小腹が空いた時にカリーパフ。これはもはや常識。定番はチキンとタロイモか。バラエティ豊かで変わり種もある。やはり定番のチキンカリーパフを食べがちな俺、タイのちょっとしたスナックで一番好きかも。若い頃に知っていれば、マンチースナックとして食べ過ぎていただろう。ある意味、知れたのがおじさんになってからで良かった。


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「旅の味、それは素敵な思い出」
タイは国を挙げて“屋台天国”と言えるほど、美味しい屋台飯、ストリートレストランがあちこちにあります。しかも「安い・早い・美味い」の三拍子!
初めてだと、どこで何を食べればいいのかわからない…というよりも、知らない食べ物が沢山ある。美味いものがあり過ぎる。そう言うことではないだろうか。そして、今回紹介した食べ物は、定番といえば定番だったりもするのです。どこの地域にいても食べやすい、とはいえ初めてのタイ旅行では食べなかった。そんな微妙なラインを選びました。特に、バンコクは24時間眠らない。いつでも何かしら食える飽食の国。アナタの本能に刻まれた、「喰らえ!」の三文字、パンパンに満たされるだろう。

さて、お分かりいただけましたか?タイ人はとってもグルメなのです。屋台は人々にとって必要不可欠な文化、社会そのものなのです。あぁこんなんしてたら腹が減った。
なにか食いに出かけますか。
「旅はまだまだ続く~」
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