おいしいソムタムは本場タイにあり|辛党に捧げるソムタムプーパラー

ソムタムは心。辛さはオリジナルでいいでしょう。辛党に捧げる、これがタイの国民食。

ソムタム、俗に言う、パパイヤサラダである。王道といえば王道。しかし、あなたが思う以上に、ソムタムは幅が広いのだ。幅が広いと言えば、パパイヤを幅広く、薄く切るとソムタムルアンパパーンと呼ばれるラオス系のスタイルになる。パパイヤはもちろん、きゅうりやとうもろこしのソムタムだってあるんだぜ?とにかく、俺もタイに来てから知ったのだが、ソムタムのは多くの種類があるのだ。

ソムタムルアンパパーン
ソムタムシーフード

ソムタムソムタムとは言いますが、味だってもちろん違う。その中で、今日は辛い料理が好きな、辛党にこそ食べて欲しいソムタムがある。

その名は「ソムタムプーパラー」

ソムタムプーパラー

ソムタムプーパラー

これはパパイヤ、そしてカニ(プー)、パラーは魚の発酵調味料のことである。少し見えてきただろうか。カニはさわがにって言うのかな、ダシを出すためで食べないのだけれど、これがいい味出してるんだよね。黒い汁がさ、カノムジーンやカオニャオに合うんだよな。発酵食品や発酵調味料なんて物は日本人のDNAレベルで合うと言って良い。そして辛い。たまに辛すぎる時もある。しかし、立ち向かわねばならぬ。情熱、ど根性。港。そう、BGMには北島三郎の「北の漁場」を流してもらおう。硬派なソムタムには演歌よな。

「型は古いがしけにはつよい

おれと兄貴のよ~夢の揺り篭さ~」

おっと、これは兄弟船だったか。

粋な潮風を額に感じて、タイの暑さと唐辛子の辛さ、たまらなくクセになる絶品の一皿。ぜひ一度、タイの路上(屋台)で食べて欲しい。力が漲ること間違いない。これね、汗かいてるんじゃなくて、テストステロンかいてるんだってこと。そんな俺も、タイに来たばかりの頃は、「辛い辛い!」と言わせていただいていました。だけれども、人は慣れる。最近、俺はコレばかり食べている。「辛くない」と言ったら嘘になります。それでも、荒波に立ち向かう男の姿、そっと感じたい。

「旅は続く~」

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