ワットバンプラから始まる、ナコーンパトム日帰り参拝
ワットバンプラを目的にナコーンパトムへ行く人は、観光名所巡りというよりもサクヤン(sakyant)という明確な目的があることだろう。バンコクからアクセスしやすい地方都市ナコーンパトム。巨大仏塔、プラパトムチェーディーで有名だが、郊外にもいくつもの寺院がある。スピリチュアルな県である。
その中でも異彩を放つ寺院がある。
ワットバンプラである。
ここはローカルど真ん中。整えられた観光地とは少し違う。全ての人に扉は開かれ、本場本流である。

ワットバンプラの現在
流石に日差しが強く、タイの短い冬は完全に終わったと言っていいだろう。12月と1月の過ごしやすさといったら、間違いなくバンコクのベストシーズンだった。昼過ぎのお寺は揺ら揺らと、視界が歪むほどにカンカン照りだった。なるべく日陰を歩こうと、お寺の中でも隠れるように、さささっと移動した。今回はただのお参り。そしてアチャーンの仕事場などの見学である。

分かったことは現在、ワットバンプラ寺院にはサクヤンを授かれる僧侶が2人、アチャーンが2〜3人ほどいると聞いた。ただし、常に全員が対応しているわけではない。その日の予定や気分によって儀式が行われたり、行われなかったりするみたいだ。
正真正銘、本物、伝統、正統派が故に、確実性を求めすぎない方がいい。ある時は人の多さに順番が回ってこない。せっかく行ってもサクヤンを授かれない時もあるだろう。それもまた縁ではある。しかし、平均的に空いているのは平日、そして朝だろう。



最新情報としてワットバンプラではひとつ、大きな変化があった。ルアンピーナン師によるオイルでのサクヤンは現在、女性は受け付けていない。僧侶の規律が以前より厳しくなった背景には、昨年の僧侶を巡る騒動が影響していると思われる。簡単に説明すると、タイ国内で高位の僧侶と女性の不適切な関係が報じられ、大きなニュースになったのだ。信仰の場である以上、寺側が慎重になるのは自然な流れだろう。
過去に女性でワットバンプラの僧侶からオイルサクヤンを授かった人はラッキーである。それは良いタイミングと良い縁が重なった結果だと思う。インクサクヤンについてはアチャーンから授かれるので現場で確認する事をおすすめする。ちなみにルアンピーナン師は実働が1番長く、ほぼ毎日仕事場にいてサクヤンを施していると聞いた。俺がワットバンプラで初めてサクヤンを授かったのもルアンピーナン師だった。今日は部屋を外から覗き見しただけだったが、彼は腰にコルセットを巻いていた。仕事がハードなのだろか、お年を召されたのだろうか、これからも体に気をつけて元気でいて欲しいし、いつかまた、タイミングが合えばサクヤンを授かりたい。
毎年行われるワイクルーフェスティバル、今年2026年は3月7日です。

ワットバンプラ周辺にはサクヤンの祖ルアンポープン師の名前のついた学校や橋、病院がある。車で少し離れるとお洒落なカフェやレストランも。
最近できたらしいカフェの入り口にはサクヤンが施されている。
【KARAWA.Cafe】庭もある綺麗なカフェでブルーベリーケーキが美味しい。

【ドゥーブア カフェ ดูบัว คาเฟ่ ฟาร์ม】は水牛や鶏、ヤギなどがいて餌やりもでき、良い雰囲気の綺麗な施設である。レストランやカフェがあって敷地内を自転車移動できる。飯も美味いし、食後の運動に足漕ぎボートなんてどうだろう。ファミリー向け、時間を潰すのにも丁度良い。


ナコーンパトム市内からワットバンプラまではやや距離がある。徒歩で行けるような距離ではない。Grabや車移動。バイクを借りるか、サクヤンツアーに申し込むか、なんにせよ観光客が行くとなるとハードルが高いのは事実である。だからこそ、ただお参りに行くとしても特別な時間を感じている。
ナコーンパトム市内に戻れば、巨大な仏塔の周りでローカルな市場が広がり、信仰と生活が隣り合っている。美味い屋台飯も多く、仏塔を眺めながらの食べ歩きも「何か良いことありそう」と思わせる町である。

マムアンナンプラーワーンと呼ばれる食べ物で有名な屋台があるみたい。とせっかくなので初めてに挑戦した。マムアン(マンゴー)は酸味の強いタイプ。干しエビやパームシュガー、唐辛子が入った甘めの魚醤ソースをたっぷりとつけて食べるのだ。
ふむふむ。なんともユニークな。
酸っぱさ、甘さ、辛さ、タイらしい複雑で絶妙な味のバランス。俺、酸っぱいマンゴー好きなんだよな。よく食べるのは甘いマンゴーより酸っぱいマンゴー。
ん~俺はソース付けなくても、そのままでもいいかな。まぁ多分、食べ慣れてないだけですぐ慣れるだろうけど、このソース、米の方が合うんじゃないか?と思ったり。
ん~なんかクセになるかも。
珍しいタイ料理と言えばカノムジーンサーウナム。発音的にはサオナームなのかな。日本でも見たことないし、バンコクでもそこでしか食べたことがない。 ローカルレストランはカオサンロードの近くである。この料理、本当に美味い。

さて、屋台飯で本格的に夕飯を食べよう。なんだか食べてばかりの日帰り旅行である。
仏塔を見上げると、窪みには鳩が止まり羽を休めている。お経が流れ、夕陽に照らされ影を落とす。ワットバンプラとナコーンパトムの日帰り旅は、観光というよりもタイの仏教文化を色濃く感じる場所だった。
もしサクヤンに興味があるなら、架け橋になれるかもしれません。初めての不安などは上記の記事でも書いています。質問などは公式LINEから受け付けているので気軽にどうぞ。
「旅はまだまだ続く」
