「バンコク旧市街マハノップ通りを散策|ローカルグルメ食べ歩き」

今、俺はバンコク旧市街、マハノップ通りにいる。バンコク王宮周辺のエリアは100年以上前の建物、街並みが残っている。コロニアル建築と呼ばれ、西洋列強国の影響を受けた建築様式がレトロで可愛いのだ。リノベーションされたカフェやホテル、レストランが多く、食べ歩き、散策に丁度良い。かつてのバックパッカーの聖地、カオサンロードまでは歩いて10分くらいだろうか。

俺のバイブル、20歳の時に読んだ小説「太陽と風のダンス」で知ったカオサンロード。初バンコクではもちろん行った。あれは2009年だった。カオサンロードにあるツアー会社を使い、夜に出発するバスでパンガン島に行ったのは懐かしい思い出だ。フルムーンパーティーか…あれからずいぶんと時が経ったな。

「海南ヌードル(Hainanese Noodles)」

まずは腹ごしらえだ。「カノムジーンハイラム ゴールン」という食堂に来た。ここではうどん?みたいな麺料理を食べることができる。少しトロミのあるスープは不思議な味、初めて食べた。漢方系?独特な匂いが鼻に抜けた。ガピ(กะปิ)と呼ばれるソースを足して食べるとさらに美味。コッテリに見えて意外とサッパリ系のスープなんだよな。ガピは塩漬けの小エビを発酵させたものらしい。胡麻の風味や高菜の漬物?と合わさり弾けて混ざる。ホロホロに煮込まれた豚肉、ムークロップも最高で思わず、「麺おかわり~!」という事になってしまった。良い昼飯だった。また来よう。

「バクテーとディムサム」

「おっ?バクテー置いてあるじゃん!」と吸い込まれるように入店。別に腹は減っていない。ただ、ハートヤイで初めて食った時、バクテー(肉骨茶)にハマり、タイ南部の旅ではお世話になった。バンコクでは珍しいんじゃないか?と思い、ここはひとつ「勉強させて頂こう」と。飲み物はやっぱりナム茶よね。氷も貰った。あちぃのよ~。今日は日差しが強いのよね。せっかくだからと蒸篭(ディムサム)も頼んだ。バクテーは小さな鍋でグツグツに沸騰している状態で提供された。

「んまそ~」

どれどれ、うんうん。「うまい!」このバクテーは俺好みだった。バクテーは店によって甘すぎる所がある。俺は塩っけのあるスープの方が好き。にしてもあちぃ。ただでさえ、滋養強壮効果のあるバクテーを食ってたぎってきているのに、日差しが強くなってないか?サクッとディムサム食ってカフェで涼もう。バクバク、モグモグ。「キッタンルイカップ!(お会計お願いします)」

「食後のコーヒーと散歩」

ふぅ〜っい。涼まった。涼まった。やっぱり昼食後にはアイスコーヒーよね。「さて、散歩を続けよう!」

近くにサーン・ラック・ムアンと呼ばれる社(やしろ)がある。1782年、ラーマ1世によって首都バンコクの「守護神」を祀る場所として作られた。バラモンの伝統によれば、都市を建設する前に、縁起の良い場所に柱を建て儀式をおこなうらしい。タイにはひと県にひとつ、そんな場所がある。「バンコクでこれから生活するから、よろしくお願いします」と、挨拶をしに行ったのだ。律儀だろ?もうひとつ、サーンチャオ ポースアという中華系の寺にも行った。別名「タイガーテンプル」と呼ばれている。寅年の人にいいかもね。孫悟空もいたし。寺から王宮方面のエリアは炊き出しなどもやっている少しゲットーなローカルエリア。プラクルアンなどの露天商が多かった。上半身裸の人が多いとゲットー感があるよな。あちぃから俺も日陰を探して歩いた。なぜかバラでコンドームを売っている奴もいた。初めに思ったのは「穴開けたりしてないだろうな?」と。「誰がこんな怪しいコンドーム買うんだよ!」と。バンコク、恐るべし。

旧市街といえども広く、そして電車の駅は少し遠い。だけれど「バンコクの観光といえば」の場所である。アソークやスクンヴィットとは違い、ロマンと歴史を感じる場所だ。散歩するにはナイスなエリアだった。また今度、旧市街で別の場所でも探検しに行こう。

「旅はまだまだ続く~」

旧市街バーンラムプー地区で食べたカノムジーンサーウナムの記事

【バンコク散策】隠れ家的名店Som Song Potchana 「絶品!カノムジーンサーウナム」BangLamphu(バーンラムプー地区)

バーンラムプー地区はバンコクの下町。バックパッカーの聖地と呼ばれたカオサンロードの近くでツーリストエリアなのだが、古い街並みが残る旧市街地でもあるのだ。 ソムソ…

このたび、タイでの旅で撮った写真を使いフォトブックを作りました。Kindle電子書籍限定で発売しています。(https://amzn.asia/d/aHCvow1)タイトルは「麻散歩」一緒に着火して散歩しているような、ゆるい本になっています。

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