インドでフルパワー【Goa編】

前に書いたインドの旅【Goa編】をひとつにまとめました。

〜〜〜〜

やっぱり旅は1ヶ月
少し物足りないが十分に楽しめる。
その土地を感じれるしダラダラもできる。
時間に余裕があるのはいいことだ。

まぁ金銭的な事もあるけどな。

12月から新年までゴアで暮らす事にした。

一人旅も勿論楽しいが誰か誘うならくんくんだ。

地元の幼馴染なんだけど気使わないから2人で出かける事がホントに多い。
仕事の都合もあるからゴアのアンジュナビーチで待ち合わせる事にした。

俺の方が1〜2日早く着いたんだけどゴアで初めて目に入ったフライヤーは”lost last island”

ふーん。
まぁいい。

確かにGoaの全盛期はずっと前なのだろがパーティーはある。

着いてすぐにチャラスとLSDを手に入れた俺は宿で1枚口に入れる
チャラスは巻きタバコに混ぜてスーッと吸う

始まりの一本

腹も減ったし散歩に出よう。

今思えば見知らぬ土地で宿の名前すら覚えてない。(このくだりでインドの旅の間何度も迷子になるのだが2人は学ばない。むしろ最後の方は半分ネタだ)
俺は少し不安だったみたいだ。レストランのインド人に「ここは安全か?」と必要以上に聞いていた。

アワアワアワ。何言ってんだ。。。

「変な東洋人来た笑笑」と言っていたに違いない。
時間が経つにつれ正常な思考回路へ戻っていく。

正確には集中する事で現実に引っ張るというか一度食べると6時間くらいほっといてくれない魔法の食べ物。LSD。

ガネーシャ
シヴァ
ブッダ

三種類あってガネーシャが1番弱くてブッダが1番強いよって話だったから全種類買ってまずはガネーシャを一口

ガネーシャで正解。


そして日本人が意外にも多く驚いた。
パーティー狂いや世界を旅する人
友達にすすめられて来た人
インド旅の途中で出会いカップルになって一緒に旅を続けてる人
色んな人がいた。

夜は彼らと飯を食い酒を飲んだ。
旅の出会いはいいよな。

昼間ビーチで日焼けしてると
「おつかれ〜」っと聞きなれた声

「やっと来たか〜」

くんくんだ!

「宿どこにした?」
聞けば俺が泊まってる一本裏のストリートで近かったがこっちの方が安かったので隣の部屋に引越しす事に。

旅の始まりにまずは一本

飯食ってビーチでのんびりする。
アンジュナビーチでは牛も散歩してる。
そして夜の野犬が異常に怖い。
「ワンワンワン!」が止まらない。

「ゆうき〜バイクでオールドゴアまで行こーぜー」

バイクは借りれる所がいっぱいあって結構お得だった気がする。
2人乗りで地図を片手に1時間くらいだったか割とすんなりオールドゴアへ

インド人は運転荒い。

クラクション鳴らしっぱなしでトラックもバスも横を突っ走って行く。

バイクだと少し怖いが、通るよって合図なんだと思う。慣れると音で気づくから意外と安全だったりもする。

オールドゴアは教会と修道院や遺跡が多く完全にヨーロッパな雰囲気。

フランシスコ・ザビエルが眠ってて何年かに一度姿をみれるらしい。

俺はキリスト教徒ではないがとても神聖な感じがして中世ヨーロッパの映画に出てくるあの感じだった。

遺跡もとても頑丈そうな作りで重厚感がある。「第1回ナマステレビです」くんくんが向こうで動画を回していた。このナマステレビ、第1回打ち切りで2回目が見れなかったのがとても悲しい。去年インドの思い出動画や写真を見返した時に思い出したのだ。ナマステレビやってたなと。

いつかまたインドで撮りたい。        

アンジュナへ戻る途中、バスとカーブですれ違った時に派手に転んで怪我をした。擦り傷程度だったのだが、おれは数日前ビーチで岩に足ぶつけて親指の爪が剥がれかかっている。異国での怪我は中々に不安だ。

アンジュナに戻り夜ご飯を考える。

ステーキ食いてぇ

インドでは牛は神様だ。もちろんこっちのスタイルに合わせるが、カレーは数日で飽きている。 毎日食うもんでもない。フライドポテトやモモ。モモは水餃子で中々美味い。チキングリルのローテーションのにたまにカレー。 

インドで美味いものはピザだと思う。ナンの生地なのかパンがやたら美味い。これに関しては毎日食える。

ゴアはツーリスト多いから食の幅もそれなりにあり助かる。

今日もビーチでサンセットを眺めて1日が終わる。

人生はなんて短いのか。

まだまだ遊び足りない。もっと世界を感じたい。12/25あたりからゴアもオンシーズンでどこかで朝までパーティーがる。

もちろんネタは揃ってる。インド人が言う「フルパワー」彼らのフルパワーは凄まじい。この世の終わりかと思うくらいに踊り倒す。ヒルトップって野外のクラブみたいな所があるんだけど裸で走り回ってセキュリティーに連れ出されてる奴もいた。

ヒルトップはトランスの聖地で俺が行った時は整備されていたが昔はただの丘でもっと自然な感じでレイヴがあったらしい。

年末年始は2日間パーティーがある

ここぞとばかりに物価も日本と同じくらいになる。

とにかく人も増えて賑やかなお祭り状態になる。

「フルパワーでしょ!」 


これがいわゆるパーティーってやつか。

楽しむのに夢中で写真なんて残せなかった。カウントダウンには妙な一体感があり目の前が波を打つ。ゴアトランスは狂ったように心地良く重低音の振動で皮膚が痺れる。

サイケデリックな世界ではやくなりすぎないようにチャラスで落ち着かせる。

最前線は全員が踊り狂ってる。

遠目にくんくんと白人が揉めていた。

「どうしたの?」なにやら踊るスペースがお互い被って邪魔だ邪魔だと言い合っている。

くんくんが握手を求めたがまだ文句を言ってるので中指を立てた。とうぜんそれに白人はキレちらかしてる。「シャンティ シャンティ」と言い間に入った。ヒンドゥー語で平和って意味なんだけど今は揉めている場合じゃない。フルパワーで踊る時だろ。LSDで視界が歪んでるし最高潮にトランスが鳴り響いてる。

一服し酒を飲みまた踊った。

そこからはしばらく覚えてない。ただただ気持ちよく音に身を任せていた。最高の一年の始まりだ。

次の日もそのままパーティーはあり会場には出たり入ったりでのんびり楽しんだ。

俺らは次の行先を考え明日ゴアを出る事にした。むかうのは”ハンピ”次はゴアからがっつり内地に入る。岩だらけの遺跡の町。

いつも思うがある程度ながく滞在した場所は居心地がいいからながくいる訳で愛着がわき、出る時は少し寂しい。次へのワクワクと合わさりなんとも言えない感傷的な気持ちになる。

インドは半端なく広い。移動だけでも体力を使う。どこでどうなったのか木の椅子の戦後かよってバスで10時間くらい山を越える悪路の移動や、電車はいつだってのんびりしている。

ふと現地人しか行かないようなローカルの食堂が目に入りターリーを注文してハンピ行きのバスを待つ。   

この飯、のちに地獄の腹痛で俺らを苦しめる事になる。

その話はハンピ編で。

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