「タイで焼肉?鍋?いいや、ムーカタ|煙いぜっ!庶民のバーベキュー!」

モクモクと煙が立ちのぼる。卓を囲うローカル達、タイの夜。これが本当の二刀流?焼肉でもある、鍋でもある、それは“ムーカタ (หมูกระทะ)”と呼ばれている。

「ムー (หมู)」=豚「ガタ (กระทะ)」=鍋

ムーカタが本格的に国民食となっていったのは90年代らしい。生まれたのは50年代だとか。ジンギスカンと鍋の形状が似ているだろ?日本のジンギスカンや韓国の焼肉の影響を受けたらしい。北海道の道民食ジンギスカンは遡ると、モンゴル民族の料理を参考にして誕生したと言われている。東京でもポピュラーだったと思う。少なくとも、俺はよく食べていた。となると、歴史や文化は巡り、日本でムーカタブームが来てもおかしくはない。だって、美味いんだぜ?鍋と焼肉、同時にできるなんて、夢のようじゃないか。

俺はね、バーベキューが料理の中で一番好きなんだ。外で肉焼いて食う。そんなん男の子の一番好きな事じゃんか。それで言うとムーカタってほぼほぼ外でさ、雰囲気もひっくるめて俺の好きが詰まっているのよ。ムーカタ鍋の溝にはスープを入れて、野菜を煮る。ほんとだったら流れるプールみたいに、そこ泳ぎたいくらい。

ムーカタはビュッフェスタイルもあれば、1プレートセット売りの場所もある。ズバリ言うと、どちらも良い。一般的に、お得なのはビュッフェ、セット売りの店では良い食材を使っている事が多い。ナイトマーケットでは、昔の海の家みたいなスタイルで、1皿39バーツから食べられる場所もあった。多くの店が炭を使うわけだけれど、ガスボンベとコンロでやるムーカタは、安全面でドキドキした。爆発したら怖いな~と。

味の決め手はムーカタ用のタレ。これは店によって味が違う。数種類置いてある所も多く、酸っぱい辛いの最高峰、タイシーフードソースも良く合う。肉を焼いて、野菜を煮て、汗をかきながら煙に揉まれる。ムーカタは完全食と言って良いだろう。

どうですか?お腹空いてきましたか?タイには沢山のムーカタ屋があります。もちろん、1人ムーカタだって全然ありさ。今日はドカ食いしに行こう!!それでは。

「旅はまだまだ続く~」

このたび、タイでの旅で撮った写真を使い、フォトブックを作りました。タイトルは「麻散歩」(https://amzn.asia/d/dAdPgyR)Kindle電子書籍限定での販売でございます。一緒に着火して散歩をしているような、ゆるい本になっています。

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