プラクルアンの値段とネックレスにする方法|タイのお守り文化
タイのお守り、それはプラクルアンと呼ばれる。魔法の力が宿ると信じられ、暮らしに根を張った身近な存在である。
気になるのは、その値段だろう。プラクルアンは投資やアンティークの側面もあり、露天や量産品なら値段は数十バーツ、数百円からある。人気僧侶の祝福を受けたプラクルアンや、特別な素材、古くて歴史的に価値のある品になると数万円から数百万円。中には2億円以上の値段が付いた希少性の高い品まである。その為しばしばアンダーグラウンドでは怖い噂話もあるとか、ないとか。
プラクルアンの値段に幅があるのは、単に素材や希少性だけではない。どこで手に入れたのか、誰から受け取ったのか、その背景も大きく影響する。寺院へ足を運び、僧侶から授かる。その移動時間や労力も含めて縁になる。だからこそ、人の手を渡るたびに価格が上がることもある。
コーヒーも似ている。農家から直接仕入れる業者がいて、街へ流れ、やがて海を渡り、庶民へ流通する。プラクルアンも同じである。だからこそ、一期一会を大事にしたい。
タイではお守りを「借りる」と表現する。買うと言わないのもユニークな一面である。お守りに宿る力を借りるイメージなのだ。

プラクルアンはネックレスにもできる?
プラクルアンはお家の高い場所へ保管する場合もあれば、ネックレスにして胸元に下げ日常的に持ち歩くのも一般的である。
ネックレスにする方法は難しくない。市場や、お寺の周辺にはプラクルアンをケースに入れてくれる専門店があり、金属、または伝統的なスチール、保護力の高い防水のフレームなど加工してくれる。紐やチェーンを好みのものにカスタマイズしてオリジナルのネックレスを作れるのだ。アウトドア用なのかな、タフな素材で編んだカラフルな紐を通してるお洒落さんを見たことあるがあれはとても可愛かった。
組み合わせやフレームのデザイン、選び方によって印象は大きく変わるのもまたユニークで面白い。まるで身に纏うアートである。

例えば、サクヤンの祖ルアンポープン師のお寺、ワットバンプラでは数十万円するプラクルアンも数多くあり、中でもシグネチャーの虎のプラクルアンはとても美しい。使われている材質や素材についても、祝福を受けたレアなアイテムが使われている場合もあり、本当なら、目利きが必要である。
本来の価値を見定める為、目利きが必要な市場や露天商から手に入れるのとは違い、お寺からなら多くの場合製造年、仏暦が記載されている。そのため、お寺で手に入れるのが安全と言える。
仏暦から543年を引くと西暦になる。もちろん旅の思い出として直感で選ぶのも宝探しのようで面白い。この記事の初めに載せた写真には仏暦2557年と記載されている。これは2014年製造という事になる。
俺は2年前、ワットバンプラのワイクルーフェスティバルに行った時、虎のプラクルアンを手に入れた。ケースのままバッグに入れて持ち歩いていたのだが、小さいサイズだし、ネックレスにしたら可愛いかなと思ったのが始まりだった。
チェンマイを旅していた時、Google mapsで見つけたプラクルアン市場。名前はティパネットタイアミュレットマーケットだ。そこで防水プラスチックフレームに加工してもらい、紐も買い、今では毎日身につけている。大きさは5バーツと全く同じサイズなのだけれど、透明なフレームなので小さく見える。全部で200バーツ(1000円)くらいだっただろうか、今も壊れることなくタフな作りでお気に入りだ。何か良いことが起きそうである。

不思議と行く度にお守りが増えていく。コレクターではないけれど、御朱印集めに近い感覚だろうか。ついには最近、家にプラクルアンを置くための黄金のトレーを買ってしまった。
ミステリアスでマジカル。
何かいいことがありそうだ。
公式LINEでは不定期で、旅で手に入れたユニークなプラクルアンを流したりもしています。興味があれば覗いてみてください。
「旅はまだまだ続く~」

