ウドンターニー市内とナイトマーケット散歩【タイ・イサーン】バックパッカーバス旅
【コーンケーンからウドンターニー】
大型モール、セントラルプラザコーンケーン、ミニバン会社。ウドンターニー行きのミニバンが出ているとのネット情報をあてにしていた俺だったが「ウドンターニーはバスターミナル3に行かないとだよ」とゾゾゾな返答。となると途端に腹が減る。フードコートへ直行しタイオムレツとトムヤムスープのセットをささっと食べた。食後のコーヒーはトイレ近くなっちゃうからね。ここはタオビンで梅ソーダでしょ。これが美味いんだ。銀行のフリーWiFiでgrabタクシーを呼びバスターミナル3へ、意外と中心地からは遠い。「どこいくの?」とタクシー運転手、「ウドンターニー」と答えると運転手はウドンターニー行きのチケット売り場前で降ろしてくれた。優しい。ピンクのバス会社。ピンクというとそっち系なの?と思われるかもしれないが、イメージカラー、バスの車体など全てがピンク色。次のウドンターニー行きは13:40発だった。12時過ぎにウドンターニーと書かれたピンクのバスが来た、一応聞いてみる「ウドンターニー?」「いいや、これじゃない」おばちゃんはタイ語なのでなんて言ったか分からないが、とにかくこれではないと。やっぱり時間通りなのかな?
13:35分、バスへ乗り込み出発。40分くらいして近くの町でチケット確認「ウドンターニー」「え?これウドンターニー行かないよ、ムクダハーン行くよ」……。ははーん。…試練を御与えになるのですね?全然違うバスに乗っていたみたいだ。危ない所だった。吸い込まれるように、来たバスに乗るという「うっかり」を発動してしまった。そこのバス停のおじちゃんがバス会社に電話してくれて「反対車線のバス停で待つように」と。目の前は学校だ。バイクで迎えに来るお母ちゃん、ケツに飛び乗り帰って行く少年。「ちょうど下校時間か」ちびっ子達がキャッキャしている。待つこと40分くらいだろうか、ピンクのバスがやってきた。バス停のおじちゃんが「これこれ!」と親切にやってくれた。「コープンカップ」と再びバスに乗り込みコーンケーンバスターミナル3まで戻ってきた。チェックアウトしたのが10時半、あっちへこっちへ移動を繰り返し「さすがに腹が減った」腹が減り過ぎて元気が出ない。コーンケーンとウドンターニーは近いはずなのだけれど。同じバスは少しの休憩を挟み、俺は再びコーンケーンを出発した。バスはゆっくりと進んだ。長めの信号待ちがあると包丁で爪を削りだすバスの運転手。5時を過ぎてまだコーンケーンの郊外、3分の1くらいだった。着くのは6時か7時か、窓の外、田舎の風景はゆっくりと暗くなっていく。
【ウドンターニーナイトマーケット】
BBハウス ウドンターニー、7時前に宿に着いた。「女の子かと思った」とフロントスタッフ。「あぁ、名前ね、これでYuki(ユウキ)って読むんだ」チェックインを済ませると部屋に案内された。吸えない部屋だったので一本巻いて外でいっぷくした。「ふぅ~っ」落ち着いた。そして腹が減った。これ以上はヤバい。もう夜ご飯の時間である。近くには大きなナイトマーケットが3~4ブロック。奥は鉄道駅。
「中々便利そうな街だな」宿の目の前もフードコート、お洒落で新しそうな感じ。カードを現金で買って支払いをするタイプ。タイではよくあるフードコートの形だ。まずは一食。カオマンガイ&カオマンガイトード、両方乗った欲張りタイプ。完全に「食」に集中した俺、秒で完食。「もぉ~ぅちょい食べたい、こりゃナイトマーケットはしごだな」と移動してみる。座って飯食える所もあるし、屋台飯も多いし、広いし、食べ物には困らないエリアだ。理想のご近所さんと言っていい。大好物、イカのサラダを買って帰る事にした。これも美味いんだ。
【ウドンターニー市内】
街の中心地、セントラルプラザ・ウドンターニーの裏手にあるワットスントーンプラディット(慶安寺)に来ている。散歩がてら近場のお寺を参拝するのは良いものだ。少年のお坊さんが掃き掃除をしていた。門の上には鹿。ベトナム系の寺院らしい。シヴァも祀られていた。
セントラルプラザのAmazon cafeで1時間のフリーWi-Fi、アイスコーヒーをちびちびと飲みながら優雅なひととき。モールにナイトマーケット、公園、バスターミナル、鉄道、全てがギュッと動きやすいウドンターニー市内。長期滞在にも向いているだろうな。
【バスターミナル】
ウドンバスターミナル1、近くにはセントラルプラザがある。改めて見るとバスターミナルの周りには泊まれそうな安宿が数軒あった。バスターミナル目の前のゲストハウスは400バーツなのでバスの待ち時間が長い場合は休憩として使っても良いのではないだろうか。
夕方過ぎ、空が暗くなった頃、バスターミナルでは小学生くらいの子達が数人でサッカーボールを蹴っている。タイのローカルチームのユニフォーム?全身赤。そしてサンダル。バスの来ない間は良い遊び場である。俺も小学生の頃、家の前がバスの来る駐車場で空き地のようだった。同じように遊んでいた事を思い出す。ウドンのバスターミナルは哀愁があるな。屋台もあるし、バイタクやタクシーもダラダラと次の客を待っている。昭和の雰囲気。大きくないがチェンマイやチェンライ方面も出ているので選択肢多め、あえてその時にあるバスで旅をしてみるのも贅沢ではないだろうか。1人旅では予定もあって無いようなものだ。自由に、心のままに旅を楽しむのだ。
今回イサーンの旅では2日間泊まって次の街へ、珍しく短い滞在とバス移動で旅をした。さしずめ、気分は世界の車窓からでございます。ウドンターニーの後はナコーンパノム。そしてバンコクへ戻る。コラートからコーンケーン、ウドンターニーからナコーンパノムと4つの街を見たがウドンターニーが1番のお気に入り。次は1週間くらい暮らしてみてもいいかもな。ベトナムからバンコクに帰ってきた時にGREENHILLというカンナビスファームから直で送ってもらった11gのガンジャがまだまだ残っていた。本業というか、メインコンテンツはディスペンサリー記事なのだが、イサーンではディスペンサリーに行っていない。滞在が短く移動が多いので吸うタイミングがあまり無いのだ。俺の旅のスタイルは基本のんびり、ゆっくりと街に溶け込むように暮らす。はっきり言って沈没したい。ひとつの街で半月は暮らしたい。今回は自分でも「欲張った」と感じている。バタバタとして知れたのも宿の周りと中心地のみ。最後の1ヶ月と帰国が見えてくるとついつい欲張ってしまうものだ。2024年の旅納めは10月末に1週間、2025年は7月の初めになるだろう。最低でも半年、出来れば数年、いいや、ずっとタイで暮らしたい。まだ書いてない記事にナコーンパノム、メーカンポンと水上マーケットなどがあります。コンスタントに記事をアップしていくのでよろしくお願いします。
「旅はまだまだ続く~」