タイのセブンイレブンは本家を超えた「今日はバンコクのセブンイレブンにしておこう」
「弱くなっている」
懸垂、腕立て、スクワット。3日間続けてガッツリ追い込んだのは久しぶりだった。脚の日の翌日は起きると尋常じゃない筋肉痛、「やり過ぎた感は確かにあった」ベッドから起きるのも、トイレに行くのにもお爺さん状態。土曜日、日曜日と2日間、腹にグッと力を入れ、辛うじて行ったのはセブンイレブンとスーパーだけだった。
旅している間は極端にエクササイズしなくなるので改善すべく「やれる時は積極的にやろう」と筋トレを再開したのだ。実際には去年の年末から腰が痛くて、旅の期間は長期で休もうと思っていたのだが、いささか休み過ぎたのかもしれない。
バンコクに住んでいたら休みや日常はこんな感じだろうか?脚が痛くて出歩きたくないだけではあるが、旅の狭間、何もしない日、それはそれで良い。ラジオを聞きながらバルコニーでぼーっとする。もっぱら日本の情報はサンデーナイトドリーマー。YouTubeはもはやラジオを聞くためのアプリになっていた。ジョイントを消してコーヒーをひとくち、シャワーを浴びるにも、パンツを脱ぐのも一苦労だった。
バンコクは雨季が近くなっている。蒸し暑く2時間くらいで止む雨が日に1〜2回、相変わらずラジオはつけっぱなしで何年も前の回は逆に新鮮だった。飯を食って瞑想、そのまま昼寝。
夜、腹が減って近くのセブンイレブンへ、とはいえ日本とは少し違う。やはり並ぶのはタイ特有の弁当やお菓子、タイオムレツ、ガパオ、トムヤムスープ。さらにキンパやカノムジーン、カオソーイとバラエティが豊富だ。
旅する為の日用品なんかもセブンイレブンで全部揃う。唯一、髭剃りは日本で買う方がいい。日本でコンビニ弁当を食べる事は無くなったが、タイでは売っているものが違うので色々と試してみたいと思っていた。
これはインド人シェフ監修?料理人の腕組む写真は世界共通なのか、素敵な笑顔をこちらに向けている。米はパラパラ、インドカレーのスパイス感、チキンビリヤニ。タイムスリムのハーラル料理、タイで食べるビリヤニのレベルの高さは言うまでもないが、コンビニのインド系ビリヤニもなかなかの本格派。タイオムレツ弁当もおすすめだしトムヤムスープのカップラーメンも美味いよな。アーモンドとひまわりの種のハニーロースト、そら豆などおつまみ系ナッツ、豆類のスナックも美味い。まだ健康的な感じがするのもおじさんとしては嬉しく思う。食後のアイスコーヒーもセブンイレブンが安いし、サイズ感もスモールで丁度良いんだよな。30バーツぐらいだし。
あまり健康的とは言えないイメージのコンビニ飯も旅先ならガードは緩い。ひとつバックパッカーの強い味方としてタイのセブンイレブンにはお世話になっている。
バンコクの夏が終わるとはいえ、年中暑いタイ、セブンイレブンの効き過ぎたクーラーは外との寒暖差が凄い。セブンイレブンから外に出るたびに眼鏡が曇る。蒸し暑い風がむわっと吹く、また雨が降りそうだ。
「旅はまだまだ続く~」